内部監査活動に従事する者を内部監査人という。内部監査が有効であると判断されるためには一般に、内部監査人について、専門的能力と独立性が求められる。
内部監査人個人については、内部監査に関する十分な知識・技能・その他の能力を有しているか、継続的に能力開発を行っているか、内部監査業務遂行に際して、客観性、専門職としての正当な注意を有しているかなどが問われる。内部監査人の能力を証明するものとして、IIAが認定する国際資格の公認内部監査人(Certified Internal Auditor, CIA)や日本内部監査協会が認定する内部監査士がある。CIAには、継続的専門能力開発 (Continuing Professional Education, CPE) 制度があり、資格を維持するためには、毎年所定の単位の能力開発と報告が必要となる。