PJRのISO9001(品質マネジメントシステム)審査員になるには、まず@中等教育(高等学校)を卒業し合計5年の実務経験を積んでいるか、A中等後教育(準学士以上)を修了し合計4年の実務経験を積んでいる必要があります。また、実務経験のうち、少なくとも2年間は品質分野の経験でなければなりません。
次に、マネジメントシステムの教育・訓練を40時間修了しなければなりません(すでにほかのマネジメントシステム規格で審査員資格を取得している場合は24時間)。例えば、「ISO9001主任審査員コース」を受講して試験に合格することで、マネジメントシステムの教育・訓練とすることができます。
これらの基準を満たした方は、まずPJRの審査員補(PA)として立会い審査(オブザベーション)に参加していただきます。他機関ですでに審査員としての経験を積んでいる方も含めてPJRの審査員になる方全員にこのステップから始めてもらうのは、実際の現場でPJRの審査方針や慣行を見て理解を深めてもらうためです。
立会い審査(オブザベーション)を終えた審査員補(PA)は、スーパービジョンとして審査チームに同行します。そこでの審査パフォーマンスに基づいて、審査同行回数が決定されます。
なお、審査員補の審査を実際の審査工数に換算することはありません。
審査員(A)に昇格すると、最初は審査チームメンバーとして、次にアクティングリードとして、主任審査員の監督の下、実際の審査業務に就きます。審査員(A)は審査パフォーマンスに基づいて評価され、基準を満たした場合、主任審査員(LA)に昇格します。PJRでは、完全に力量に基づいた審査員資格認定プログラムを採用しているため、審査回数や継続期間などによって一律に昇格していくわけではありません。
また、PJRでは、主任審査員(LA)に昇格後も継続的な審査員トレーニングを実施しているほか、少なくとも6年ごとに継続的な審査の立会いを行い評価しています。
ISO教育
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どの会社でも必要なもの 内部監査員
建築関係 現場代理人 検査員
工場関係 技術作業員 検査員
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一般的説明
ISO9001の力量管理では、スキルマップ(力量表)を使うのが定番となっています。
社内の管理規定やルールに基づいて、実際にスキルマップを作成されているご担当者も多いと思います。
そもそも、ISO9001において、スキルマップとはどのような位置付けになっているのでしょうか。
ここでは、ISO9001の要求事項の一部をご紹介しながら、ISO9001の力量管理において、スキルマップがなぜ必要なのか、どういった目的で使われているのかをご紹介します。
スキルマップの運用に悩みをお持ちの方も、ISO9001におけるスキルマップについて、その目的を再認識いただけると思います。
製品やサービスの品質を管理し、顧客満足度を高めるための仕組みを品質マネジメントシステムと呼びます。
ISO9001は、国際標準化機構が定めた品質マネジメントシステムの国際規格です。
ISO9001は、日本国内でも4万件を超える取得件数があり、製造業や建設業において多くの企業が認証を受けています。
また、製造業や建設業以外に、ホテルやレストランといった業種でもISO9001は取得されています。
さて、このISO9001では、認証を得るための要求事項の一つとして、「製品品質に影響がある仕事に従事する人の力量を把握し、必要な教育・訓練を実施すること」を求めています。
この力量の把握に、スキルマップ(力量表)が幅広く利用されています。
ISOでいう「力量(りきりょう)」とは、個々の業務に必要な技能、知識、資格、経験等の能力のことを指しています。
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担当 前原