マネジメントレビューは年1回で構いません
3月が良いと思います、内部監査は2月になります。
マネジメントレビュー議事録には、社長の意見、その指示項目欄、見直し欄が必要です、
iso45001 マニュアル サンプル 労働安全衛生
ISO9001:2008年版における5.6.1項「一般」の記述は下記の通りです。
「トップマネジメントは、組織の品質マネジメントシステムが、引き続き、適切、妥当かつ有効であることを確実にするために、あらかじめ定められた間隔で品質マネジメントシステムをレビューしなければな
らない。このレビューでは、品質マネジメントシステムの改善の機会の評価、並びに品質方針及び品質目標を含む品質マネジメントシステムの変更の必要性の評価も行わなければならない。
マネジメントレビューの結果の記録は、維持しなければならない(4.2.4 参照)。」
ISO9001:2015年版(QMS)における5.6.1項「一般」の記述は下記の通りです。
「トップマネジメントは、組織の品質マネジメントシステムが、引き続き、適切、妥当かつ有効で更に組織の戦略的な方向性と一致していることを確実にするために、あらかじめ定めた間隔で、品質マネジメントシステムをレビューしなければならない。」
一見して分かることは、2015年版では5.6.1項に、「組織の戦略的な方向性と一致していることを確実にするために」という表記が追加された点です。
前評判として、2015年版では、経営層の思いや戦略が重視されてくると言われていましたが、
この点が明確になったことで、2008年版に比べてISOにおける取り組みと、経営的な取り組みとの整合が必要となってきます。
また、2008年版では、記録を維持することが求められていた一方、
2015年版では,文書化した情報を保持するように求められていることも特徴です。
すでにISO活動をしていらっしゃる組織においては、運用上の大きな変更点はありませんが、
新規にISOを取得しようとお考えの企業様については、
マネジメントレビューを実施した証跡をどのような形で保持するかを検討する必要性があるかもしれません。
続いて、ISO9001:2008年版における5.6.2項「マネジメントレビューへのインプット」、5.6.3項「マネジメントレビューへのアウトプット」の記述は下記の通りです。
「マネジメントレビューへのインプットには,次の情報を含めなければならない。
a) 監査の結果
b) 顧客からのフィードバック
c) プロセスの成果を含む実施状況及び製品の適合性
d) 予防処置及び是正処置の状況
e) 前回までのマネジメントレビューの結果に対するフォローアップ
f) 品質マネジメントシステムに影響を及ぼす可能性のある変更
g) 改善のための提案
マネジメントレビューからのアウトプットには,次の事項に関する決定及び処置すべてを含めなければ
ならない。iso45001 マニュアル サンプル 労働安全衛生
a) 品質マネジメントシステム及びそのプロセスの有効性の改善
b) 顧客要求事項にかかわる,製品の改善
c) 資源の必要性
ISO9001:2015年版(QMS)における9.3.2項「マネジメントレビューへのインプット」、9.3.3項「マネジメントレビューからのアウトプット」の記述は下記の通りです。
「マネジメントレビューは,次の事項を考慮して計画し,実施しなければならない。
a) 前回までのマネジメントレビューの結果とった処置の状況
b) 品質マネジメントシステムに関連する外部及び内部の課題の変化
c) 次に示す傾向を含めた,品質マネジメントシステムのパフォーマンス及び有効性に関する情報
1) 顧客満足及び密接に関連する利害関係者からのフィードバック
2) 品質目標が満たされている程度
3) プロセスのパフォーマンス,並びに製品及びサービスの適合
4) 不適合及び是正処置
5) 監視及び測定の結果
6) 監査結果
7) 外部提供者のパフォーマンス
d) 資源の妥当性
e) リスク及び機会への取組みの有効性(6.1 参照)
f) 改善の機会
マネジメントレビューからのアウトプットには,次の事項に関する決定及び処置を含めなければならない。
a) 改善の機会
b) 品質マネジメントシステムのあらゆる変更の必要性
c) 資源の必要性
組織は,マネジメントレビューの結果の証拠として,文書化した情報を保持しなければならない。」
〒885-0112
宮崎県都城市乙房町1690-10
担当 前原